鵜戸神宮 日向灘と社殿が織りなす歴史と色彩の舞台

日向灘と朱塗りの社殿――青と朱が織りなす歴史と色彩の舞台、鵜戸神宮
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目次

鵜戸神宮とは ― 日向灘に佇む下り宮

鵜戸神宮は、日向灘に突き出した岬の洞窟内に本殿を構える全国的にも珍しい神社です。
創建は崇神天皇の時代とも伝わり、天台宗の僧・光喜坊快久が782年に再興しました。
主祭神は鵜葺草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)で、神武天皇の父とされます。
神話「海幸山幸」伝説とも深く関わり、豊玉姫が産屋を建てたとされる洞窟がそのまま本殿になっているのも特徴です。

鵜戸神宮参道入口の朱塗りの神門と石灯籠(宮崎県日南市)

<神門と石燈籠>

初めての鵜戸神宮 ― 小学生の修学旅行の記憶

鵜戸神宮の参道入口に立つ朱塗りの大鳥居と南国のワシントンパーム、青空の下の景色

<第1駐車場側の鳥居>

小学生時分の私にとって、宮崎県内とはいえ鵜戸神宮は“泊まりでなければ行けない異国”のような場所でした。
山奥育ちで海を見るだけでも珍しいのに、太平洋の青、空の青、社殿の朱色、そして木々の緑…。
さらにワシントンパームやソテツなど、山では見ない南国の植物が彩る景色は、雪が降るような五ヶ瀬の山奥とはまるで別世界。
この時の衝撃は今も鮮烈に覚えています。

再訪と日常化 ― 鵜戸神宮との距離が縮まった時

20代半ば、久々の参拝

初参拝からしばらく間が空き、再び訪れたのは20代半ば。
確か会社の夏休みで帰省した際の事だったかと。
久々に見た鵜戸神宮はやはり美しく、子供の頃に心に焼き付いていた“晴れやかなイメージ”、”凛とした空気感”はそのままでした。

鵜戸神宮の朱塗りの楼門を正面から撮影、背後に南国の木々と青空

<荘厳な造りの楼門>

40代過ぎてからの度々の参拝

40代に入り、帰省の際に時間があれば積極的に立ち寄るようになり、帰郷後のここ数年は年に数回訪れるほどに。
2025年の初詣も鵜戸神宮でした。

鵜戸神宮参道の千鳥橋と石灯籠、背景に太平洋(宮崎県日南市)

<千鳥橋と石灯篭>

快晴のイメージしかない神社

鵜戸神宮の海沿い参道、朱色の欄干越しに広がる日向灘の絶景

<楼門後の参道、日向灘を一望>

鵜戸神宮は私にとって“快晴”のイメージしかない場所なんです。
実は何度参拝しても、曇りや雨の日に当たったことがありません。
不思議なことに、道中は雨でも到着すると快晴…という体験が何度もあり、「呼ばれているのだろうか?」とすら感じた事も。
そんな不思議なご縁を感じる場所だったりします。
お陰様で撮影する写真はいつも「快晴」のベストコンディション。
本当にありがたい限りです。
もちろん皆さんがそうなるとは思えませんが、鵜戸神宮へ行くなら「快晴」の日を。多少の暑さは吹き飛ぶほどの絶景が見れますので。

鵜戸神宮の見どころ

運玉投げ

境内の名物「運玉投げ」は、男性は左手、女性は右手で、海上の亀石のくぼみを狙います。
昔はくぼみに直接入らなければ成功扱いになりませんでしたが、今は周囲のしめ縄内もOKに。(いつから変わったのかは不明ですが)
私は小学生の時から欠かさず挑戦してきましたが、命中したのは40代中盤になってからでした。その時は本当に嬉しかったですね。子供のように喜んでた気がします。
余談ですが2025年の初詣は10投中、くぼみに1投、しめ縄内に2投。
意外に難しいんですこれ。皆さんも是非体験されてみて下さい。

鵜戸神宮の断崖沿いに続く朱色の手すりと亀石、青い海のコントラスト

<運玉投げと亀石(画面右下)>

鵜戸神宮の新たな名物!
運玉にあやかり、御神水と日南で獲れた蜂蜜入りの金柑餡をつめた、一口最中の縁起菓子です。
黄色い餡は縁起が良いと、お土産に、またお目出度い日の贈り物などにと、多くの人に喜ばれてます。

※2022年(第63回)全国推奨観光土産品審査会にて日本商工会議所会頭賞(菓子部門)を受賞
※フ―ド・アクション・ニッポンアワード2019で入賞

お乳岩とお乳あめ

鵜戸神宮の本殿がある洞窟内、朱塗りの社殿とお乳岩入口

<洞窟内にある本殿>

洞窟内の天井から滴る水を受けた「お乳岩」、そこから作られる「お乳あめ」は、安産や子育て祈願の象徴です。
左の写真は本殿になりますが、写真左の本殿横から入り込んで本殿の裏手になる場所に「お乳岩」があります。
見逃してしまったりせぬよう、お気をつけ下さい。

海と社殿のコントラスト

もうこれは言うまでもなく…というレベル。
参道から望む太平洋(日向灘)の絶景や、海と朱塗りの社殿のコントラストは、何度見ても心を奪われます。

鵜戸神宮の境内から見下ろす日向灘、波が岩に打ち寄せる様子

<玉橋の上から本殿方向撮影>

歴史を彩る風習 ― シャンシャン馬

江戸中期から大正ごろまで、宮崎市周辺~日南市では新郎新婦が鵜戸神宮を詣でる風習がありました。
花嫁を馬に乗せ、新郎が引く「シャンシャン馬」と呼ばれる婚礼行列です。
現在は宮崎神宮~宮崎市街地で行われる「宮崎神宮大祭」の目玉の一つとしてシャンシャン馬がパレードに加わるという形でその名残が残っています。
鵜戸神宮の近隣にある駒宮神社も、この風習と関わりを持つ神社であると言われてます。

アクセス事情の変化

鵜戸神宮の駐車場から望む日向灘と海岸線の風景

<駐車場付近より撮影した鵜戸神宮>

かつて、私が住む五ヶ瀬から鵜戸神宮までは泊まりが前提の距離でした。
しかし近年、高速道路の東九州自動車道(延岡~宮崎間)が全線開通し、さらに宮崎から日南の東郷までが(無料区間として)延びたおかげで劇的に近くなり、片道およそ3時間。
今や日帰り圏内になり、あの“遠い異国”が朝出て夕方帰れる距離になったのです。

アクセス情報

所在地:宮崎県日南市宮浦3232
参拝時間:
 6:00〜18:00(4〜9月), 7:00〜17:00(10〜3月)
アクセス:
 /宮崎市から国道220号線経由で約50分
 /日南東郷インターチェンジより約20分
 公共交通/JR日南線「伊比井駅」からタクシー約15分
駐車場:無料駐車場あり(参道入口付近)
公式サイト:鵜戸神宮公式ページ

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